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ハグロトンボ

チョウの観察会や保全活動の場で、よく質問に上がるのはこの虫。
チョウの話題から外れますが、季節と話題性からトンボを登場させてみました。
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「真っ黒なトンボを見かけたんですが珍しいですか?」
「街の中にも飛んでいました」
というようなご質問をよくいただきます。これは、ハグロトンボという種類。7月になると、小川のほとりに現れます。
1950年代から80年代にかけては全国的に激減しており、見られなくなっていた地域も多いのですが、1990年代以降は再び分布を広げ、街中でも姿が見られるようになった場所も数多くあります。その変動の理由は、いくつか仮説が立てられていますが、まだよく分かっていません。
ただ、このように、再び増える種類がある一方で、その数倍の種類のチョウやトンボが姿を消しつつあります。ひとたび絶滅した生物は、二度とは戻りません。ハグロトンボのような存在は、身近な生きものを意識し、大切にしようとする際の希望にもなっています。
(2009年7月31日 山形県舟形町 永幡嘉之撮影)
by jbcs | 2010-08-06 21:58 | チョウ類保全の話題
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