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ツシマウラボシシジミ

ツシマウラボシシジミは、日本では対馬だけに生息するチョウです。食草(ヌスビトハギなど)が鹿に食べられたことなどにより、絶滅が心配されています。当協会では、数年前からツシマウラボシシジミの保全を進めています。私自身も2014年の秋から繁殖飼育メンバーに加わっています。

裏面の模様は♂と♀で違いがありませんが、♂の表面は青い輝きがあるのに対し、♀は焦げ茶色です。
上から順に♂表、♂裏、♀表、♀裏。
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卵は食草の蕾・若葉・実などに産まれます。直径は0.6mmほどですが、拡大して見ると綺麗な凹凸模様があります。
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産卵から4~5日で孵化します。初齢幼虫の体長は1.5mmほど。長い毛が生えています。
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幼虫は、淡緑色~綺麗なピンク色を帯びた淡緑色になります。終齢幼虫の体長は12mmほどになります。
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蛹は緑色で体長7.5mmほど。食草の茎などで蛹化します。
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現在、都内で300頭ほどの幼虫が概ね順調に越冬中。
対馬の生息環境も徐々に改善しつつあります。
暖かくなると蛹化が始まり、続いて羽化となるので忙しくなります。

(ごま@横浜在住)
by jbcs | 2016-02-01 07:27 | チョウ類保全の話題
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