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ヤマトシジミ

秋も深まってきました。
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足もとの草地をちょろちょろと飛び回っていたヤマトシジミが、夕方になるとカキの枝先で翅を温め始めました。
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風が強くならなければ、このまま枝の上で夜を明かすのでしょう。そのまま翅を閉じてとまったままでした。
(山形市蔵王山麓で永幡嘉之撮影)
by jbcs | 2010-10-30 08:36 | 季節のチョウたち

ベランダのアゲハを観察

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卵から孵化したのはほんの少し前…と思っていたのですが、気が付けば緑色。
終齢幼虫に変身していました。

おしり側手前の黒っぽいのは脱皮殻です。
食べないのかな?と思っていたら、翌朝にはなくなっていました。

脱皮したての幼虫は、お仕着せの服を着せられたみたいに皮がだぶだぶです。
それにハリもなくシワシワしています。
葉っぱをモリモリと食べて数日過ごせば、ふっくらつやつやになり、もう少し大きくなることでしょう。
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卵だったコたちも予想以上にみんな順調に成長しています。
数えてみると全部で11匹。
終齢幼虫たちが本気で葉っぱを食べだす前にサンショウからキンカンやユズに引っ越させなくては…。
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気温は低いのですが、摂食はできるみたいです。
一生懸命食べて、早く蛹にならないとアウトだと知っているのでしょう。

猛烈な勢いでサンショウの茎を食べているところにググッと寄ってみました。
やすんでいる時には見えにくい顔です。
下向きに短い触覚があったり、左右に6個ずつの単眼があったり…。

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幼虫を観察している時には蝶を観察している時のトキメキはありませんが、葉っぱを食べている様子は結構あきずに見ていられます。
撮影:東京都 (papilabo)
by jbcs | 2010-10-29 12:40 | 季節のチョウたち

アサギマダラ

横浜や東京の公園にアサギマダラがやって来ました。

浅葱(あさぎ)色はネギ坊主の青色です。上羽の黒い地にアサギ色が映え、下羽の明るい茶色とのバランスが見事です。

浅葱色

写真は、目黒自然教育園。北の方で生まれて、飛んでくるそうです。今の時期に蜜をたくさん吸って栄養をつけて、南の方へ飛んで行くそう。
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ぼん太
by jbcs | 2010-10-28 12:00 | 季節のチョウたち

COP10

名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が開催されていることは、連日の報道で皆さんご存知のことと思います。当協会では展示ブースを出しており、ステージ発表も行いました(と書いていて、事前のお知らせが足りなかったなと思うところですが)。
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生物多様性保全の現場に関わる人々や生物の同好者向けに、会議の内容や意義、同時に開催されている様々なイベントについて、事務局長中村康弘が近日中に詳しく解説します。お楽しみに。
(写真:永幡嘉之)
by jbcs | 2010-10-27 14:14 | 活動報告

クロシジミとクロオオアリ

 こんにちは。水曜担当のze_phです。青森で学生をしています。2回目の投稿で自己紹介なんて、どうにも間の抜けた話ですけれど。
 さて、今回紹介するのはクロシジミ。クロオオアリから餌を与えられて育つシジミチョウです。幼虫はこのままアリの巣の中で越冬し、羽化するのは来年の夏。
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 ちなみに成虫はこんな姿。見応えある大型のシジミチョウです。近年各地で姿を消しつつあり、環境省レッドリストでは絶滅危惧I類に指定されています。
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by jbcs | 2010-10-27 03:05 | 季節のチョウたち

ツマグロキチョウ

 私が小学生の頃は、多摩川近くの通学路沿いの空き地などで秋になると多くの個体を見ることが出来ました。それから○十年、多摩川周辺ではすっかり姿を消してしまいました。河川敷や荒地に生えるカワラケツメイを食草としていますが、河川改修や宅地開発によりカワラケツメイが生える環境が無くなってしまったことが原因です。先日、昔の通学路を歩いてみましたが、もちろん空き地など無く、住宅街が続くだけでした。
 ただ今でも山梨や静岡では河川沿いに生息していて、その姿を見ると小学生の頃を懐かしく思い出しながらついカメラを向けてしまいます。(kyo-i)
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2010年10月 山梨県
by jbcs | 2010-10-26 00:00 | 季節のチョウたち

秋のシジミチョウ

秋になって見られるシジミチョウの姿や数が、なんとなく、いつもの年と違うような気がするの。
今夏は酷暑だったせいかなぁ~ 皆さんは、そんなふうに感じません?
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(ヤクシマルリシジミ 2010年10月 三重県にて 撮影:神 京子)
by jbcs | 2010-10-25 09:30 | 季節のチョウたち

カキの実をめぐって

今年はなかなか遠出ができないため、昼間の少しの空き時間を見つけては、近所の公園のカキの実を観察しています。近所の公園といっても、蔵王山のふもとの広々とした雑木林の縁にあるカキ畑ですから、ずいぶん恵まれた環境ではあります。
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10月上旬に多かったのはスズメバチの仲間。オオスズメバチ、ヒメスズメバチ、キイロスズメバチ、チャイロスズメバチ、モンスズメバチの5種がやってきました。写真はヒメスズメバチ。周囲にはコガタスズメバチも多いのですが、このカキの実では見ませんでした。ニホンミツバチもたくさん集まってきます。
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メジロがさかんにカキの実をついばみます。そこから汁が流れ出し、チョウが集まってきます。
秋が深まったこのごろは、ヒヨドリのほうが多くなりました。

集まっていたチョウは、キタテハ、アカタテハ、シータテハ、クジャクチョウ、テングチョウです。気温の高い日には、ヤマトシジミも何匹もカキの実で汁を吸っていましたが、秋が深まると、もっぱら木の下にあるカタバミの花で蜜を吸うようになりました。
(山形市蔵王山麓で、2010年10月に永幡嘉之撮影)
by jbcs | 2010-10-23 23:35 | その他自然に関する話題

ヤマトシジミの異常型

 近年、様々な昆虫の北進傾向が指摘されています。青森県におけるヤマトシジミも、そんなチョウのひとつ。従来の生息北限は秋田県南端部であったのですが、2000年以来、青森県深浦町でも越冬・発生するようになりました。今では完全に定着してしまい、深浦町の最普通種と言っても良い程です。
 ところで、画像のヤマトシジミは、普通の個体ではありません。翅裏の黒点紋が流れて帯状になった、異常型です。かつて深浦町では、進入初期の数年間に限り、このような個体が頻出していました。今になって考えてみても、不可思議な現象です。その頃の名残なのか、今でも極々稀に、同じような異常型が見つかります。
 青森のヤマトシジミは、この11年間で、その数も姿も目に見えて変化していきました。身近でありふれたチョウでありながら、その実は、まだ不思議に満ちています。(写真・文/ze_ph)

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2010年10月10日 青森県深浦町
by jbcs | 2010-10-20 00:00 | 季節のチョウたち

クロコノマチョウ

 南方系の蝶で昔は静岡まで行かないないと見られなかったクロコノマチョウですが、ここ数年、私の地元神奈川でもあちこちで見られるようになってきています。特に秋になると少し荒れた谷戸や湿地の林縁で目にする機会が増えるように思います。

 この日も雨があがった午後、近所の自然公園の湿地で食草のジュズダマを探すと、クロコノマチョウが静止しているのを見つけました。
 時折、犬を連れて散歩している人がすぐ脇を通り過ぎて行くような場所なのですが、普段敏感なこの蝶もこの日はじっとしていて良いモデルになってくれました。
(kyo-i)

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2010年10月 神奈川県
by jbcs | 2010-10-19 23:59 | 季節のチョウたち